令和2年台風10号による被害の概況と教訓 / リスクマネジメント最前線
東京海上日動リスクコンサルティング株式会社
リスクマネジメント最前線
令和2年台風10号による被害の概況と教訓
台風10号が、2020年9月6日（日）から7日（月）にかけて沖縄県の大東島地方、奄美地方、九州地方に接近し、非常に強い勢力で北上したことから、これらの地方では記録的な暴風と大雨が発生しました。
また、台風の北上に伴い南海上からの暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東日本にかけて局地的に大雨となりました。
台風10号は、一時は特別警報級の勢力で接近・上陸する恐れもあったことから、国や自治体から接近の早い段階から警戒が呼びかけられ、多くの企業・組織が事前の備えや避難等の対応を迫られました。
本稿では、台風10号による被害の状況について速報するとともに、今回主にクローズアップされた台風来襲前の企業・組織の事前行動について整理を行いました。今後も台風の来襲が想定されることから、災害への万全な備えを確認することをお勧めします。
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