「CDP気候変動2018質問書」について/リスクマネジメント最前線
2018年1月に世界経済フォーラムが発表した「グローバルリスク報告書2018 」では、
ビジネス上の発生可能性と影響が大きいリスクが公表されています。その5番目に
「気候変動への緩和策・適応策の失敗」が挙げられており、企業にとって気候変動の
対策を実施しないことは、大きなリスクとなると考えられていることがわかります。
また、近年、世界の機関投資家も企業の気候変動への対応に注目しており、機関投資家が
注目する非財務情報による格付けの1つに、CDP Climate Change(以下、「CDP気候変動」)が
あります。CDPが今般公表した「CDP気候変動2018質問書」は、昨年から大幅に設問が
変更されているため、今年回答予定の企業は早期に対応策を検討することが望まれます。
そこで本稿では、「CDP気候変動2018質問書」の概要および新設された設問を中心に
解説します。なお、CDPウォーターに関しては、バックナンバー「企業に求められる水リスク対策」を
ご参照ください。
【目次】
1.CDP気候変動について
2.CDP気候変動2017からの変更点
3.企業の対応に向けて~将来的な気候変動対策のために~
4.おわりに
レポート全文はこちらからご覧ください。
※バックナンバー「企業に求められる水リスク対策」はこちらからご覧ください。