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右派ポピュリズム台頭下でEUが迎える「政治の季節」 ―政策的インプリケーションと今後の課題―

EUで右傾化が進展している。背景にはEU市民の、①足元で急増する難民への警戒感、
②エネルギー、食料価格上昇によるインフレ、および景気低迷長期化による生活困窮、
③矢継ぎ早に気候変動対策が強化され大幅な負担増を強いられていることに対する不満の高まり、等がある。
2024年に実施される欧州議会選挙と各国総選挙共、右派ポピュリストのさらなる躍進が予想され、この潮流は中期的に続こう。
①気候変動対策では、規制の厳格化や実施のスピードを鈍化させようとする'Green Backlash'の強まり、
②EU拡大・統合深化では、周辺国とのEU加盟交渉の停滞、および拡大と表裏一体で進めるべき政策運営の効率化の遅れ、
③対露制裁、ウクライナ支援や復興政策の遅延、等が懸念される。

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(出典:三井物産戦略研究所/国際情報部/右派ポピュリズム台頭下でEUが迎える「政治の季節」 ―政策的インプリケーションと今後の課題―)

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