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感染急拡大!サル痘とについて

ウイルス感染症「サル痘」が米欧を中心に広がり、日本でも感染者が確認されました。
サル痘に関する情報をお届けします。

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サル痘とは?
サル痘は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患で、感染症法では4類感染症に位置付けられています。
主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカに生息するげっ歯類が疑われていますが、
現時点では不明です。
稀に流行地外でも、流行地からの渡航者等に発生した事例があります。

症状は?
・潜伏期間:7 ~ 21日(大部分は10 ~ 14日)
・発熱、不快感、頭痛、背部痛、発疹など、痘そうとよく似た症状
・局所リンパ節の腫脹があり、致死率は低い
多くは2~4週間で自然に回復します。
ただし、小児等で重症化、死亡した症例の報告もあります。

感染源・感染経路
サル痘ウイルスの感染経路は、主に以下の通りです。
・感染動物に咬まれること
・感染動物の血液・体液・皮膚病変(発疹部位)との接触による感染
・感染者の飛沫・体液・皮膚病変(発疹部位)を介した飛沫感染や接触感染
自然界ではげっ歯類が宿主と考えられていますが、自然界におけるサイクルは現時点では不明です。
ヒトからヒトへの感染は稀ですが、濃厚接触者の感染や、リネン類を介した医療従事者の感染の報告があり、注意が必要です。

治療法
・対症療法
・国内で利用可能な薬事承認された治療薬なし
・欧州においては、特異的治療薬としてテコビリマットが承認されており、
 我が国においても同薬を用いた特定臨床研究が実施されています

感染対策・予防法
・石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う
・症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける
・サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む)との接触を避け、
 野生の狩猟肉を食べたり扱ったりすることを控える


出典
国立感染症研究所HP/サル痘とは(2022年8月2日に利用)
厚生労働省HP/サル痘について
厚生労働省HP/感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について サル痘
外務省HP/サル痘の発生状況(サル痘を風土病としない複数国での新規発生)(2022年8月2日に利用)

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