中南米における「中国の裏庭化」論の実態と今後の展望
多くの中南米諸国は、中国との「デリスキング」を志向する欧米と異なり、中国との経済的な相互依存関係を強めている。
中南米側から中国切り離しに向かう動向はほぼ皆無に等しい中、EUは中南米向けの大型投資計画を、米国は経済安全保障を意識した枠組みを通じ、中南米における「中国の裏庭化」を回避する対策を講じている。
中国は2010年代後半以降、対中南米戦略を融資から直接投資に切り替えている。これに呼応するように、多くの中南米諸国は、リチウム開発を含む再生可能エネルギー分野における中国資本の誘致を追求する傾向がある。
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(出典:三井物産戦略研究所/中南米における「中国の裏庭化」論の実態と今後の展望)