インドの「グローバル・サウス」戦略 ―アフリカとの外交関係を中心に―
インドは2023年のG20の議長国を務め、国際社会での発言力を強めている。存在感の高まりには急速な
経済成長とともに、今日のインドの外交の軸である「グローバル・サウス」戦略が関係している。
議長国としてインドはアフリカ連合のG20常任メンバー入りを提案し、2023年9月のG20首脳会合で公式
に認められた。この提案にはグローバル・サウスの一角を占めるアフリカからの支持を高め、さらには
アフリカとの関係強化を図る中国へのけん制という狙いもある。
インドとアフリカの接近は2005年の「プロジェクトパートナーシップ」会合にさかのぼる。ソフト面での
アプローチを重視して築かれた良好な協力関係は、今後の外交・経済関係発展の基盤となるであろう。
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(出典:三井物産戦略研究所/国際情報部中東・アフリカ・南西アジア室/インドの「グローバル・サウス」戦略
―アフリカとの外交関係を中心に― )