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近年の土砂災害と線状降水帯

近年増加する集中豪雨は、毎年各地で甚大な水害被害をもたらしています。

昨年7月には、静岡県熱海市で大規模な土砂災害が発生しましたが、大雨が引き起こす災害には、
洪水のほかに土砂災害があります。
土砂災害は地方だけではなく、新宿区や板橋区など東京23区内でも発生しており、国内で毎年約1,500件、
多い年では3,000件以上発生しています。
土砂災害を始め甚大な水害をもたらす要因として、近年「線状降水帯」の発生が注目されています。
平成26年広島市で大規模な土砂災害が発生した際にも、広島県と山口県との県境付近で積乱雲が次々と発生し、
数時間にわたって非常に激しい雨が降り続きました。線状降水帯の発生メカニズムについては未解明な点が多いものの、
気象庁は今年6月から新たに線状降水帯の予測情報の提供を開始しました。
これまでの線状降水帯発生後の情報提供から、線状降水帯発生前に大雨の可能性を呼び掛けるものであり、
早期の避難行動に繋がることが期待されています。
気象庁気象研究所は、今年5月、集中豪雨の発生頻度は過去45年間で 倍以上に増加したと発表しました。
集中豪雨の発生件数の増加とともに、水害被害の頻発化・激甚化も懸念されています。

本稿では、水害の中でも特に土砂災害の危険性を考察しつつ、新たに運用が開始された線状降水帯予測について解説します。

レポート全文はこちら
(出典:東京海上ディーアール株式会社/近年の土砂災害と線状降水帯)

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