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帝国データバンク公表「BCP策定率は2割、依然として4割超の企業で未策定」

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企業の事業継続計画(BCP)の策定率は20.4%となりました。
初めて2割を超え、備えとして人的資源や企業資産の保護を重視している企業が増えてきました。
しかし、「大企業」の策定率が38.7%に対し、「中小企業」は 17.1%にとどまり、規模間格差が広がっている。
BCPを策定していない理由としては、「スキル不足」「人材や時間の確保が困難」が多く、中小企業では「必要性を感じない」「費用が確保できない」といった課題も浮き彫りになりました。

BCP策定企業は20.4%、調査開始以来初の2割超

自社における事業継続計画(以下、BCP)の策定状況について尋ねたところ、「策定している」企業の割合(以下、BCP 策定率)は20.4%となりました。
前回調査(2024年5月)から0.6ポイント増加し、調査開始以来初めて2割を超えました。
またBCP策定率を規模別にみると、「大企業」が38.7%(前年比1.6ポイント増)、「中小企業」は17.1%(同0.6ポイント増)とそれぞれ上昇したものの、「中小企業」の伸び率は低く、規模間での策定格差は広がっています。

とりわけ、直近の規模間の差分をみると、前々回調査(2023年5月)は20.2ポイント、前回調査は20.6 ポイント、今回調査は21.6ポイントと年々BCP策定率の差は拡大しています。
BCP の重要性が認識されつつも、リソースや専門知識の不足等から「中小企業」は対応しきれていない状況がうかがえました。

さらに、「現在、策定中」(7.4%、前年比0.1ポイント増)と、「策定を検討している」(22.0%、同0.9ポイント減)を合計した『策定意向あり』1とする企業は49.8%(同0.2ポイント減)となりました。

他方、「策定していない」企業は41.5%(同0.3ポイント減)と、BCP策定率は伸びつつも依然として策定していない企業が4割を超えています。

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(出典:MSコンパス >ビジネスニュース>帝国データバンク公表「BCP策定率は2割、依然として4割超の企業で未策定」

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