ウクライナにおける軍事的緊張の高まりと企業の対策 / 海外リスクセンサー
※情報は2022年1月28日10:00時点のもの
ウクライナにおいて2022年1月以降、ロシアによる軍事的脅威の急速な高まりが指摘されており、米国・欧州各国はロシアによるウクライナへの軍事侵攻を強く懸念しています。
現状は、ロシアがウクライナ南部のクリミア半島を不法に「併合」した2014年以来の危険な状態にあると指摘されています。
ネット・SNS が発達し、サイバー攻撃が頻発する現在において、ウクライナを巡る情勢は情報戦の側面が強くみられ、正確な情勢が非常に読みづらい状況であると指摘されています。米国・欧州各国が、ロシアによるウクライナ侵攻を強く懸念・警戒している一方、ロシア側はこの主張を強く否定し、米国による介入や、欧州各国、北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナ加盟推進を含む「NATO の東方拡大」を激しく非難しています。
現状のウクライナを取り巻く情勢は不確実性が高く、予断を許さない状況といえます。
企業としては、ウクライナへの渡航・滞在は当面禁止とし、現地在留の駐在員等に対しては、緊急退避を検討、実行することが望まれる他、平常時から海外危機管理マニュアルの整備・拡充など、紛争リスクに備えた海外危機管理体制の構築・強化に努めることが肝要です。
レポート全文はこちら
(東京海上ディーアール株式会社 / 海外リスクセンサー ウクライナにおける軍事的緊張の高まりと企業の対策)